10倍株を引き寄せるスクリーニングの鉄則
テンバガーを達成する企業の多くには共通した数値的特徴がある。
第一に注目すべきは時価総額だ。
時価総額がすでに数千億円規模に達している企業が、短期間で10倍になるのは至難の業である。
市場の資金流入を考慮すると、時価総額300億円以下の小型株をターゲットにするのが現実的だ。
分母が小さいほど、画期的なサービスや製品が世に出た際の株価の跳ね上がりは急激になる。
売上高成長率こそが将来性のバロメーター
成長株投資において最も重視すべき指標は売上高の伸びである。
具体的には、過去3年から5年にわたり、年率20パーセント以上の増収を継続していることが望ましい。
利益は先行投資によって一時的に押し下げられる場合があるが、売上の拡大は市場シェアの拡大を直接的に意味する。
特に、独自のビジネスモデルを持ち、競合他社が容易に模倣できない強みを持つ企業は、高成長を維持しやすい傾向にある。
経営トップのリーダーシップと筆頭株主の構成
企業の成長速度は、経営者の手腕に大きく依存する。
創業者や社長が筆頭株主であり、多額の自社株を保有しているケースは非常に有望だ。
経営者と株主の利益が一致しているため、株価上昇に対するモチベーションが極めて高く、迅速な意思決定が期待できる。
オーナー経営者による強力なリーダーシップは、変化の激しい現代市場において大きなアドバンテージとなる。
時代の潮流を捉えるテーマ性
株価の爆発には、時代のニーズに合致した「テーマ性」が不可欠だ。
人工知能、再生可能エネルギー、DX、あるいは少子高齢化対策など、社会構造の変化を追い風にできる分野に身を置いているかを確認する必要がある。
たとえ優れた技術を持っていても、市場全体が縮小している分野では大きな成長は望めない。
国策として推進されている分野や、人々の生活習慣を劇的に変える可能性のある領域に資金は集中する。
上場からの年数と需給のバランス
上場してから4年から5年以内の若い企業は、まだ市場に手垢がついておらず、伸び代が大きい。
機関投資家が本格的に買い入れる前の段階で仕込むことが、リターンを最大化する鍵となる。
また、浮動株比率が低い銘柄は、買い注文が集中した際に供給が追いつかず、株価が垂直立ち上げを起こしやすい。
需給のタイトさが、株価の爆発力をさらに高める要因となる。
テンバガー発掘に関する投資家の声
時価総額が小さい銘柄を片っ端から調べ、オーナー経営者のビジョンに共感できるものだけに絞り込んでいる。この手法で過去に大きな利益を得ることができた。
四季報を隅々まで読み込み、売上高が右肩上がりの小型株を探すのが一番の近道だ。特に新興市場の銘柄には宝が眠っていることが多い。
特定のテーマが話題になる前に、その周辺技術を持つ地味な企業を仕込んでいる。世間が騒ぎ始めた頃には、すでに数倍になっているのが理想的だ。
赤字であっても売上が猛烈に伸びている企業は外せない。先行投資が終わって黒字化した瞬間の株価の動きは、凄まじいものがある。
チャートの形よりも、その企業のサービスがどれだけ世の中を便利にするかを重視している。本物のイノベーションを感じる銘柄こそが、10倍に化ける。
