個別株の専売特許ではない「10倍」の可能性
投資信託においてテンバガー(10倍株)を目指すことは、理論上可能だ。
個別銘柄のような爆発的なスピード感はないものの、長期的な複利効果と成長セクターへの集中投資によって、基準価額が10倍に到達した例は過去にいくつも存在する。
ただし、市場平均に連動するインデックスファンドではなく、運用担当者が銘柄を選別するアクティブファンドがその主役となる。
テンバガーを達成した投資信託の実例
実際にテンバガーを成し遂げた代表例として、野村アセットマネジメントが運用する「次世代通信関連世界株式戦略ファンド」などが挙げられる。
特定のテーマが世界的な潮流に乗った際、組み入れ銘柄が軒並み急騰することで、信託財産全体が大きく膨れ上がる。
また、ジェイリバイブ(SBI岡三アセットマネジメント)のように、国内の中小型成長株を徹底的に調査して組み入れるファンドも、長期間で見れば数倍から10倍に近いリマールを叩き出してきた実績がある。
投資信託で10倍を狙うための条件
まず、運用期間として10年から20年単位の長期視点を持つことが不可欠だ。
個別株であれば1年で10倍になることもあるが、投資信託は分散投資を行っているため、上昇スピードは緩やかになる。
次に、信託報酬(コスト)以上に高いリターンを生むアクティブファンドを見極める必要がある。
運用方針が明確であり、成長性の高いIT、バイオ、環境技術といった分野に特化したファンドを選ぶことが近道だと言える。
リスクと現実的な期待値
投資信託で10倍を狙う行為は、それ相応のリスクを伴う。
特定のセクターに集中投資するファンドは、トレンドが過ぎ去った後の下落幅も非常に大きい。
資産のすべてをテンバガー狙いのファンドに投じるのではなく、ポートフォリオの一部として組み込むのが現実的な戦略だと言える。
多くの投資家にとって、投資信託の本来の魅力は「着実な資産形成」にあるため、10倍という数字に固執しすぎない姿勢も重要だ。
まとめ:時間はかかるが可能性はゼロではない
結論として、投資信託でテンバガーを狙うことは可能だが、それは「運」と「忍耐」と「選別眼」のすべてが揃ったときの結果だと言える。
一攫千金を狙うギャンブルではなく、時代の変遷を信じて成長企業に投資し続けるプロセスこそが、結果としてテンバガーへの道を切り拓く。
投資信託 テンバガーに関する口コミ
投資信託で10倍なんて無理だと思っていましたが、20年前に買った独立系のアクティブファンドが気づけば8倍になっていました。あと少しでテンバガーなので、このまま持ち続けます。
ネット証券で評判だった中小型株ファンドに投資して15年。ITバブル崩壊やリーマンショックを乗り越えて、資産が12倍になりました。個別株より精神的に楽だったのが勝因です。
テンバガーを狙って特定のテーマ型ファンドを買いましたが、流行が終わって価格が半分になりました。投資信託で10倍を狙うなら、流行り廃りのない成長分野を選ばないと難しいと感じます。
投資信託は分散されている分、10倍にするには相当な年月が必要です。でも、レバレッジ型のファンドや特定のハイテク特化型なら、タイミング次第で夢があるのも事実だと思います。
自分の父が昔から持っていた国内株ファンドが、いつの間にかテンバガーを達成していました。特別な才能がなくても、良いファンドを選んで放置することが一番の近道なのかもしれません。
